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『U-571』特集

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配給:GAGA 9月9日 日比谷映画ほか全国東宝洋画系

文・構成/今 祥枝


 1942年4月。第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線、北大西洋上で、ドイツの高性能潜水艦Uボート、U-571が故障のため停泊していた。Uボートは「エニグマ」と呼ばれる暗号器を駆使して、アメリカ合衆国軍、連合軍の巡洋艦、駆逐艦などを攻撃し、大きな被害を与えていた。そのため、この状況を利用して「エニグマ」を奪取するべく、提督はある重要なミッションの実行命令を下す。

 白羽の矢が立ったのは、第一次大戦で活躍した旧式の巡洋潜水艦S-33。ベテランの艦長、ダルグレン大佐の下に、タイラー大尉、エメット大尉、クロフ軍曹ほか選りすぐりの乗組員たちは、作戦の目的を知らされないまま艦に乗り込む。そこには、提督の命令により海軍のエリート、クーナン海兵隊少佐とハーシュ大尉の姿があった。彼らの立てた作戦とは、S-33の外観をUボートそっくりに偽装し、U-571に奇襲をかけるというものだった。

 やがてU-571と遭遇したS-33は、ドイツ兵を装い奇襲作戦を仕掛ける。緊迫したやりとりがある中、タイラーたちは無事にエニグマを確保しU-571を占領する。作戦は半ば成功したかに見えたが、U-571の救助にやってきドイツ軍潜水艦の魚雷により、S-33は撃沈されてしまう。生き残ったのは、奇襲作戦に参加したタイラーたちだけだった。

U-571に閉じ込められ、ドイツ軍の巡洋艦に凄まじい爆雷攻撃を受けるタイラーたち。果 たして、「エニグマ」を無事にアメリカへ持ち帰ることはできるのか?

 

1
600トンものドイツ軍のUボートの実物大レプリカ・セットによる迫真のU-571
2
ジョナサン・モストウ監督の綿密な取材による、実話に基づいたリアルなストーリー
3
『タイタニック』でも使用された直径122メートルの巨大なタンクで撮影された、吹き荒れる嵐や炸裂する魚雷、大爆発などの迫力のアクション・シーン

(C)2000 UNIVERSAL STUDIO

   

 

『U-571』公式サイト:http://www.U571.net

 
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