『スパイ・ゲーム』特集
文・構成:今 祥枝 |
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配給:東宝東和
1944年7月21日、イギリスのストックトン・オン・ティーズ生まれ。兄は『ハンニバル』『グラディエーター』の監督リドリー・スコット。'73年にリドリーと共にCM製作会社を設立し、世界的に高い評価を得る。長編監督デビューはカトリーヌ・ドヌーブとデヴィッド・ボウイが共演したヴァンパイア映画『ハンガー』。2作目のトム・クルーズの出世作となった『トップガン』が大ヒットを記録し、一躍その名を世界に知らしめる。続く『ビバリーヒルズ・コップ2』もメガヒットとなり、ハリウッドを代表するヒットメイカーとしての地位 を確立した。 サスペンスフルな社会派アクションを得意とし、スタイリッシュな映像と音楽とのコラボレーションの上手さにも定評がある。さらに特筆すべきは、男同士の絆や葛藤を巧みに描き出す手腕だ。潜水艦アクション『クリムゾン・タイド』ではジーン・ハックマンとデンゼル・ワシントンが白熱した密室劇をスリリングに展開。大ヒットを記録し、批評家にも絶賛された。また、サイバー・アクション『エネミー・オブ・アメリカ』では、同じくジーン・ハックマンとウィル・スミスの新旧スターが共演。それぞれの持ち味を上手く生かし、サスペンスと共に男同士の友情を描いて味のあるドラマに仕上げている。
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