白い馬の季節 (2006):作品情報
白い馬の季節 (2006)見どころ
本作で監督デビューを果たした内モンゴル自治区出身のニンツァイ監督が、失われゆく遊牧生活の暮らしをフィルムに焼き付けたヒューマンドラマ。草原の砂漠化によって遊牧民としての生活を追われ、町に移住することを決めたある一家の姿を愛情を込めて描く。本作で典型的なモンゴルの男を演じた監督は、彼の妻役とプロデューサーを兼任したナーレンホアと迫真の演技を披露。素朴な遊牧民たちの正直な生き方が、観る者の琴線に触れる。
あらすじ
遊牧民ウルゲン(ニンツァイ)の家族は、干ばつ続きで砂漠化した内モンゴルの草原で暮らしていた。羊が飢え死にし、息子の学費も払えない厳しい状況で、妻のインジドマ(ナーレンホア)は年老いた白馬を売り、町で暮らそうと夫に訴える。だが、誇り高き遊牧民の夫は、愛馬を手放し遊牧生活を捨てる決心がつかずにいた。
映画詳細データ
- 英題
- SEASON OF THE HORSE
- 製作国
- 中国
- 配給
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- ワコー
- フォーカスピクチャーズ
- 技術
- カラー/ドルビーSR
- (岩波ホール)