花の夢 -ある中国残留婦人- (2007):作品情報
花の夢 -ある中国残留婦人- (2007)見どころ
第二次世界大戦時に中国・東北部の満州国に渡り、中国残留婦人となった一人の女性の半生をつづるドキュメンタリー。戦争で夫を亡くして現地の中国人農民と結婚し、日中両国の歴史の波に翻弄(ほんろう)された彼女がたどった人生と悲惨な戦争体験を映し出す。監督はCM業界からドキュメンタリーに転身した東志津。期せずして「大陸の花嫁」となった女性が運命を受け入れ、生きることをあきらめなかった姿が語られることで、戦争の愚かさと平和の大切さについて改めて考えさせられる。
あらすじ
東京で穏やかな老後を暮らす栗原貞子さんは、中国から帰国した中国残留婦人だ。「お国のため」と18歳で満州国に渡り結婚させられたが、そこに着くまで花嫁になることは聞かされていなかった。しかし夫は出征し、彼女は日本人難民収容所からソ連軍兵舎へ移送されるもそこから脱走し、子どもを守るために中国人と結婚。動乱の中国で30年余りを過ごした半生について静かに語る。
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キャスト
スタッフ
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
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- いせフィルム
- 技術
- カラー
- リンク
- 公式サイト