妻の貌(かお) (2008):作品情報
妻の貌(かお) (2008)見どころ
半世紀に渡り自らの家族に向けてカメラを回し続けてきた川本昭人が、初めて長編に挑んだドキュメンタリー。広島在住の82歳の映像作家が、原爆症に苦しみながらも日々力いっぱい生きている妻の長年の喜怒哀楽を見すえる。そこに登場するのは監督自身の夫や父親としての姿であり、彼の妻のうそ偽りのない日常生活であり、息子夫婦や孫たちの四季折々の姿でもある。四世代にわたり静かにバトンタッチされていく家族の歴史が深い感動を呼ぶ。
あらすじ
2000年、広島で暮らす川本夫婦は孫、歩のコンクール入賞の絵を見に広島平和記念資料館を訪れる。73歳と74歳の二人は並んでその絵を眺めながら、1945年に軍需工場で被爆した妻キヨ子の闘病の日々を振り返る。当時19歳だった彼女は40代で甲状腺ガンと診断され切除手術を受けるが、常に倦怠(けんたい)感にさいなまれる半病人の生活だった。
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
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- 『妻の貌』上映委員会
- 技術
- カラー/DVカム
- リンク
- 公式サイト