おみすてになるのですか ~傷痕の民~ (2010):作品情報
おみすてになるのですか ~傷痕の民~ (2010)見どころ
これまで『雨が舞う ~金瓜石 残照~』など、一般の人々にカメラを向けてきた林雅行が脚本と監督を担当したドキュメンタリー。戦後65年が過ぎた今もなお、戦後補償から取り残された「戦災傷害者」である民間の人々の長い苦しみの道程を描く。そこには空襲で被災し、手や足を失ったり、火災でやけどを負った戦傷者たちの苦悩の戦後が映し出される。長年国に対して補償を訴え続けてきた彼らの、報われない思いが胸に迫る。
あらすじ
日本が焦土と化した太平洋戦争終結から65年が過ぎ、今や経済大国としての豊かさを手に入れた日本人はすでに戦争を忘れつつある。だが、国はその戦争で空襲や焼夷(しょうい)弾などの被害により、体が不自由になった一般の人々への補償を拒んできた。高齢化が進み、声を上げるのをあきらめる人も多い中、彼らは今も自らの無念の思いを訴え続ける。
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
-
- クリエイティブ21
- 技術
- カラー
- (渋谷ユーロスペース ほか)
- リンク
- 公式サイト