シネマ歌舞伎 一谷嫩軍記 熊谷陣屋 (2011):作品情報
シネマ歌舞伎 一谷嫩軍記 熊谷陣屋 (2011)見どころ
「平家物語」の一の谷合戦を題材にした歌舞伎の演目で、2010年4月に「歌舞伎座さよなら公演」として上演された舞台をシネマ歌舞伎として映像化。恩義のために敵の平家を助け、泣く泣くわが子を犠牲にした熊谷直実の悲話を重厚に描く。2011年には人間国宝に認定された二代目中村吉右衛門が熊谷直実にふんするほか、中村富十郎や坂田藤十郎が共演。若武者の死に驚き取り乱す2人の女形を制する「制札の見得(せいさつのみえ)」で見せる、圧倒的な吉右衛門の演技が見どころだ。
あらすじ
一の谷で平敦盛を討った熊谷直実(中村吉右衛門)は、妻の相模(坂田藤十郎)、敦盛の母・藤の方(中村魁春)、源義経(中村梅玉)と共に、敦盛の首の検分を執り行う。しかし、差し出された首は直実の息子・小次郎のもの。かつての恩人・藤の方への忠義のために、直実は敦盛の代わりにわが子を犠牲にしたのだった。
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
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- 松竹
- 技術
- カラー
- リンク
- 公式サイト