なみのおと (2011):作品情報
なみのおと (2011)見どころ
酒井耕と濱口竜介の両監督が手掛けた「東北記録映画三部作」の第1部となる対話形式のドキュメンタリー。2011年の東日本大震災で津波の被害に遭った三陸海岸沿岸部で暮らす人々との対話を通して、当事者たちのリアルな感情や今後の復興への希望を浮き彫りにする。町の消防団員や、奇跡的に一命を取り留めた夫婦や姉妹たちが登場。彼らの言葉によって生々しくよみがえる津波の記憶や、失われた故郷への愛着に心揺さぶられる。
あらすじ
岩手県田老町の女性が、昭和8年(1933年)3月3日に起こった大津波の紙芝居の朗読を静かに始める。やがてカメラは気仙沼から南三陸、石巻、東松島に新地町と南へ移動しながらさまざまな人の姿を撮影。消防団員や市議会議員、津波に襲われながらも命だけは助かった夫婦や姉妹たちが、津波の恐怖や復興への思いを語る。
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映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
-
- サイレントヴォイス
- 技術
- カラー
- (オーディトリウム渋谷 ほか)