加地等がいた -僕の歌を聴いとくれ- (2011):作品情報
加地等がいた -僕の歌を聴いとくれ- (2011)見どころ
40歳でこの世を去ったフォークシンガー、加地等を追い掛けたドキュメンタリー。彼の音楽に強く魅了された『官能コレクター』『反抗』などの堀内博志が、2年半にわたって密着撮影を敢行。音楽に真摯(しんし)であるがゆえに追い詰められ、精神の均衡と体調を崩して死を迎えるまでを克明に追いながら、加地独特の世界観を浮き彫りにしていく。弱さや苦しみをすべてさらけ出し、それを原動力にして独自の音を創造していく、加地の身を削るような姿には、ただただ圧倒されてしまうはずだ。
あらすじ
37歳のときに大阪から上京し、3畳一間の部屋に暮らしながらフォークシンガーとして活動していた加地等。織田作之助や太宰治をはじめとする作家の影響を受けた歌詞と温かなサウンドで異彩を放つが、クリスマスイブの夜に泥酔して右手に大やけどを負ってしまう。ギターが弾けなくなったのを悲観してアルコールにおぼれるようになり、精神の均衡までも危うくなっていく加地。その一方で彼の「僕はダメ人間」といった楽曲が改めて注目されて復活コンサートが企画されるも、その直前に失踪(しっそう)してしまう。
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
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- SPOTTED PRODUCTIONS
- 技術
- カラー
- (新宿K's Cinema ほか)
- リンク
- 公式サイト