呉さんの包丁 (2013):作品情報
呉さんの包丁 (2013)見どころ
中国・厦門からわずか10キロの台湾・金門島で、第2次世界大戦後の国共内戦で中国共産軍が撃ち込んだ砲弾を材料に包丁を作る職人・呉増棟さんの姿を追ったドキュメンタリー。中台間の激戦の最前線となり1992年まで戒厳令下にあった地で、島の苦難の歴史と共に生きてきた呉さんの包丁作りに込めた思いを探る。監督は、『雨が舞う ~金瓜石 残照~』などの林雅行。両国の交流が進み大陸から訪れた中国人観光客たちが、呉さんの包丁を買い求めていくさまが印象深い。
あらすじ
中国・廈門からさほど離れていない台湾の金門島は、中国共産軍と国民党軍の戦いの最前線にあった。20年以上にわたり激戦の舞台となった島には無数の砲弾が撃ち込まれ、その砲弾を材料に包丁を作る職人・呉増棟さんの人生は島の苦難の歴史と共に刻まれていった。中台間の緊張緩和により現在は大陸からの観光客も島を訪れ、皮肉なことに呉さんの包丁を次々と買っていく。
スタッフ
- 監督・脚本
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
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- クリエイティブ21
- 技術
- カラー
- リンク
- 公式サイト