遺灰は語る (2022):作品情報
遺灰は語る (2022)見どころ
『塀の中のジュリアス・シーザー』などのタヴィアーニ兄弟の弟パオロ・タヴィアーニが、兄ヴィットリオの死後初めて単独で監督を務めたロードムービー。戦後間もないイタリアを舞台に、ノーベル文学賞作家ルイジ・ピランデッロの遺灰をローマから彼の故郷シチリアへ移送する任務を命じられたシチリア島特使の姿を描く。『私を殺さないで』などのファブリツィオ・フェラカーネのほか、マッテオ・ピッティルーティらが出演する。
あらすじ
第2次世界大戦終結直後のイタリア。シチリア島の特使に、1934年にノーベル文学賞を受賞したルイジ・ピランデッロの遺灰が入った骨壷を、ローマからシチリアに移送せよとの命令が下る。ピランデッロは「自身の灰は故郷シチリアに」との遺言を残していたが、彼の名声を利用したい独裁者ベニート・ムッソリーニの意向で遺骨はローマに留まったままだった。ピランデッロの遺志を果たそうとする特使だが、アメリカ軍の飛行機から搭乗を拒まれたり、骨壷が消えたりと、次々とトラブルに見舞われる。
キャスト
- ファブリツィオ・フェラカーネ(アグリジェント市の特使)
- マッテオ・ピッティルーティ(バスティアネッド)
- ダニア・マリーノ(ベティ)
- ドーラ・ベケール(ベティの喧嘩相手)
- クラウディオ・ビガリ(司教)
- ロバート・スタイナー(刑事)
- ルカ・ギッリーノ(ムッソリーニ)
- シモーネ・チャンピ(ローマの役人)
- ビアージョ・バローネ(ドン・ビアージョ)
- ジュゼッペ・ロ・ピッコロ(棺屋)
- フェデリコ・トッチ(バスティアネッドの父)
- ジェシカ・ピッコロ・ヴァレラーニ(アルザスの女性)
- ジュゼッペ・スパータ(その夫)
- ルドヴィコ・カルダレーラ(トランプをする男)
- (声の出演)
- ロベルト・ヘルリッカ(ピランデッロの声)
スタッフ
- 監督・脚本
- 音楽
- 音楽編集
- 撮影
- 編集
- 美術
- 衣装
- ラインプロデューサー
- プロデューサー
映画詳細データ
- 製作国
- イタリア
- 配給
-
- ムヴィオラ
- 技術
- モノクロ/カラー
- (ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか)
- リンク
- 公式サイト