東京グランプリにウルグアイの『ウィスキー』
第17回東京国際映画祭
31日、東京グランプリにウルグアイの監督、ファン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストールの『ウィスキー』が選ばれ、授賞式が行われた。受賞が告げられた瞬間、監督のひとりファン・パブロ・レベージャは主演俳優のアンドレス・パソスとがっちりと抱き合い涙ぐんでいた。トロフィーを受け取ったファン・パブロ・レベージャは「ウルグアイという小さな国の映画が、こんなに遠くの国で賞を受賞するなんて思わなかった。日本の方々のサポートに感謝します」と体中でよろこびを表現した。審査委員長の山田洋次監督は「『ウィスキー』は際だってユニークな作品だった。一度観たら忘れられない。セリフ、感情、動き、すべてを抑えているが、その中にはすべてが表現されている」と絶賛した。また、最優秀主演女優賞にも同作のミレージャ・パスクアルが輝いた。