J・コネリー、次回作でも難役に挑戦
『ビューティフル・マインド』で献身的に夫を支える妻を演じ今年度アカデミー賞助演女優賞を受賞したジェニファー・コネリーが、『ザ・ハウス・オブ・サンド・アンド・フォッグ』(原題)へ出演することが決まった。これはアンドレ・デビュース三世のベストセラー小説「砂と霧の家」の映画化で、一軒の家の所有をめぐり、アメリカに留まるために家にしがみつく亡命イラン人ベヘラニーと、家族や夫との思い出として家に執着する元の持ち主キャシーの、他人への無理解から起きた偶然と誤解がもたらす悲劇を描く人間ドラマだ。コネリーは家の元の持ち主のアル中気味で自己破壊的なキャシーに扮し、オスカー俳優のベン・キングスレーがベヘラニー役で共演する。ロシア人移民の監督ヴァディム・ペレルマンがメガホンを取る予定で、コネリーはペレルマンの脚本にいたく感動し自ら出演を希望したそうだ。