“下品な行動”にアカデミーが激怒
第75回アカデミー賞作品賞と監督賞にノミネートされている『ギャング・オブ・ニューヨーク』とマーティン・スコセッシ監督をバックアップするキャンペーンが非難をあびている。問題となっているのは、ロサンゼルスの新聞に掲載されたコラムで、製作会社のミラマックスがアカデミーの前理事長に同作品と監督を推薦する論評を書くように頼んだ記事だ。これを見たアカデミーは「下品極まりない行動」と激怒。すでに投票を終えたメンバーからも、スコセッシの名を消したいと投票用紙の返還を希望する声もでているという。当のスコセッシ監督は古くからの親友の好意的な論評はうれしかったものの、宣伝に利用されるとは思わなかったとコメントしている。