映画祭の新ルールで、コンペ部門への重複出品が可能に
これまで映画祭のルールでは、コンペ部門へ出品される映画は他の映画祭で上映されていない作品に限られていたが、このルールが来年から変えられることになった。今年はじめ、ベルリン国際映画祭の主催者は、本年度のオープニングを飾るはずだった『モーターサイクル・ダイアリーズ』をカンヌ国際映画祭が横取りした、と申し立てていた。これは、チェ・ゲバラの若き日を描いたガエル・ガルシア・ベルナル主演の青春映画で、カンヌ映画祭の開催直前に正式出品作に加えられた。国際映画製作者協会(FIAPF)は、来年の1月1日から複数の映画祭に出品することを可能とし、規格を取り決める会議を設立する予定だ。