デヴィッド・フィンチャー、未解決殺人事件を題材にした映画を監督か?
『パニック・ルーム』以来監督作がなく次回作が期待されるデヴィッド・フィンチャー監督が、60年代後半にアメリカを震撼させたゾディアック事件を題材にした映画でメガホンを取るかもしれない。作品は『ゾディアック』(原題)で、ロバート・グレイスミスの2冊のベストセラー小説を基に『閉ざされた森』のジェームズ・ヴァンダビルトが脚本を手掛け、未だ逮捕されていない冷酷な犯人像に迫る一作となる。ゾディアック事件は、サンフランシスコ周辺で男女を殺しては「ゾディアック」の名前で新聞社に暗号文の犯行声明を送り警察を愚弄し世間を騒がせた連続殺人事件で、映画『ダーティハリー』のスコルピオはこの犯人像をモデルにしているといわれている。