ペドロ・アルモドバル監督、スペイン国内で待望の評価
オスカー監督、ペドロ・アルモドバルの『バッド・エデュケーション』が、2004年のベスト・スペイン映画賞を受賞し、スペイン本国でようやく評価を得た。この作品は、2004年のカンヌ国際映画祭ではオープニング上映され、ニューヨーク批評家連盟賞の受賞や英国アカデミー賞のノミネートなど、国外で高い評価を得ているものの、スペイン国内ではゴヤ賞で4部門にノミネートされながら1部門も受賞が果たせなかった。「故郷ではいつも否定されてきた」と語るアルモドバル監督は、「この賞はとても重要で、興奮している。『バッド・エデュケーション』に対してスペインで唯一与えられた賞だからね」とコメントした。