長澤まさみと速水もこみち、お互いの距離感もどかしい
あだち充の大ベストセラーコミック「ラフ」が映画化され、同じあだち作品の映画『タッチ』に続き、ヒロインを務めた長澤まさみと、映画初主演の速水もこみちをはじめ主要キャストの市川由衣、阿部力と大谷健太郎監督が完成披露会見を行った。
1987年から1989年にかけて週刊少年サンデーで連載され、累計約1500万部を売り上げ、あだち作品の中でも最高傑作との呼び声も高い「ラフ」。メガフォンをとった監督は『NANA』の大谷監督だけあり原作を忠実に映像化している。
主演の二ノ宮亜美と大和圭介の恋も原作どおり「好きなのに、なかなか好きと言えない仲」に描写されている。亜美役の長澤まさみは「亜美と圭介の仲は距離感がすごくもどかしくてムズムズします。でもキューンとする若者同士の恋愛なんです」と自身の役について分析。
大和役のもこみちも「亜美は難しいタイプの女性なんです。でも心引かれる部分がある。お互い好きなのにあまり近づくことができず、演じているときも、もどかしい気持ちでいっぱいでした」と役に入り込んで演じていたことを語った。
また、お互いの印象についても好印象だったようで、長澤まさみについて、もこみちは「僕より年下なのに落ち着いていてまじめで、現場の雰囲気を盛り上げてくれるすてきなひと」と大絶賛。
対する長澤も、もこみちを「ピュアで誠実な人、女性に対しても気を使える紳士です。みなさんが『すてき!』とおっしゃるように絵に描いたようにすてきな方です」ともこみちが外見だけでなく中身も「すてき」であると語った。
また、撮影現場はなごやかな雰囲気だったらしく仲西役の阿部力が手作り肉まんをふるまったエピソードも飛び出した。阿部は「本当は長澤さんが手作りコロッケを作ってくるって言っていたので、それを待っていたのですが、なかなか出てこないので、僕が手作り肉まんを作りました」と長澤のほうをチラ見をすると長澤は「あ、それはタイミングを逃しました。でも、肉まんはすごくおいしかったですよ」と天使のようなほほえみで返した。
映画『ラフ ROUGH』は甘い切ない恋のほかにも、迫力ある水泳も見どころ、本格的な水泳シーンは緊迫感にあふれ見応え十分な映像に仕上がっている。
『ラフ ROUGH』は8月26日より全国東宝系にて公開。
『ラフ ROUGH』オフィシャルサイト
rough-movie.jp