石井竜也、全身黒タイツに「前隠せなくて…」と大赤面!
2本足で立ち、言葉をしゃべる猫の“ヒデヨシ”が住む不思議な世界「アタゴオル」を舞台に繰り広げられる、愛と冒険の感動アニメーション『アタゴオルは猫の森』のプレミアが、秋晴れの空気もさわやかな9日昼、原宿クエストホールにて行われた。
上映後には、西久保瑞穂監督、植物の王“ヒデコ”の声を担当した声優の小桜エツ子、音楽監督の石井竜也が舞台あいさつに登壇した。
音楽監督の石井竜也の登場で、やはり話は音楽へ。西久保監督は今回、音楽を先に作って、それに絵を合わせる順番で作品を作っていった。「映像と音楽のごった煮のような、ゴツゴツした映画を作りたかった」と監督が語ると、すかさず石井が「ごった煮ならおれにまかせろですよ(笑)」と話をつなぎ、「監督からファンクにしてくれと言われたとき、原作の幻想的なイメージをおれがファンクに変えちゃっていいの? って思いましたが、自由な発想でやってほしいと言ってくれた」と監督に感謝していた。
“映像と音楽のごった煮”と監督が語ったとおり、映画では主人公たちが歌い踊るシーンがふんだんにでてくるが、そこに本物の石井竜也そっくりのネコ“MCタツヤ”が登場する。実は石井本人が実際にモーションキャプチャー撮影に挑戦したキャラクターで、動きも石井そのもの。「顔以外、全身にピッタリフィットした、見るも無残な黒タイツ姿で撮影しました。前を隠すにも隠せず(笑)本当に恥ずかしかった。」と語り会場はどっと笑いに包まれた。
ケロロ軍曹タママニ等兵の声でも人気の声優、小桜エツ子は、「石井さんが作った曲で、歌詞が楽譜にどうしてもおとせない曲があって、何度も聴いて耳だけで覚えて吹き替えをしたのが大変だった」と吹き替えの苦労を語った。
サービス精神あふれる石井のトークで会場が盛り上がってきたところでヒデヨシも登場。司会に「そろそろ写真撮影を」と耳打ちして、舞台あいさつはお開きとなった。
『アタゴオルは猫の森』は10月14日(土)全国公開
オフィシャルサイトatagoal.com