「少年チャンプル」のカリスマダンサーTOZAWAが、観客を魅了!
第19回東京国際映画祭
夏目漱石が、1906年に発表した短編小説「夢十夜」を10人の監督たちが、一夜ずつのオムニバス形式で映画化した『ユメ十夜』の舞台あいさつが行われた。
この日の舞台あいさつには、角田豊プロデューサー、うじきつよし、清水崇監督、清水厚監督、豊島圭介監督、TOZAWA、川原真明監督、藤岡弘、緒川たまき、山口雄大監督、という各作品から1名ずつ合計10名が登場した。巨匠市川昆監督は、残念ながら欠席したが、監督の代わりに来場したうじきつよしは、「市川監督は、クロージング作品の『犬神家の人々』をまだ必死に編集中なんで、代わりに来ました」と裏話を披露した。
『THE JUON/呪怨』の続編『ザ・グラッジ2』が全米初登場1位を飾った清水崇監督などそうそうたるメンバーが集まったこの舞台挨拶で、もっとも注目を集めていたのが、真っ赤なレザースーツに身を包んだ謎のダンサーTOZAWAだ。松尾スズキが監督した“第6夜”に主演しているTOZAWAは、深夜に放送され若者から絶大な支持を集めて2005年に放映終了した人気ダンス番組「少年チャンプル」でカリスマ的な人気を集めたダンサー。あいさつでも、「ぜひTOZAWAワールドを観てください!」と“アニメーション”と呼ばれる独特な動きのダンスを披露すると、海外からの観客も多かった会場からは驚きの声が上がった。TOZAWAは、松尾スズキからの「TOZAWAさんの素晴らしさを伝えたくて作りました」というメッセージを照れくさそうに読み上げると、会場は笑いに包まれた。
“第6夜”には、このTOZAWAの奇怪なダンスワールドの魅力が盛りだくさんつまっているほか、藤岡弘が驚きの新境地を開いた“第8夜”、小泉今日子主演の“第1夜”などワクワクするような要素がいっぱいの『ユメ十夜』に大注目だ。
『ユメ十夜』は、2007年新春、シネマスクエアとうきゅうほかにてロードショー
オフィシャルサイトyume-juya.jp