「人は、限界点を越えられる」東京ドームに最強スノーボーダー集結!
12月23日から公開される『ファースト・ディセント』に出演したトップ・スノーボーダー、ショーン・ホワイト、トラビス・ライスらが9日と10日、東京ドームでで行われた世界最大のスノーボードコンテスト“X-TRAIL JAM in TOKYO DOME”に参加した。
ショーンは今年のトリノオリンピック男子ハーフパイプで金メダルを獲得し、20歳にしてスノーボード界のトップに君臨する若きスーパースターだ。トリノで銀メダル、銅メダルを獲得したメダリストたちも勢ぞろいした本大会。彼らを一目見ようと、会場には2日間合わせて約7万人もの観客が来場した。
映画『ファースト・ディセント』は、新旧トップ・スノーボーダーたちがマウンテンライド(山頂からの滑走)に挑戦する姿を追ったドキュメンタリー。その中で初めてマウンテンライド挑戦し、競技とは違う自然の驚異に不安を隠しきれないショーンの姿は、トリノやX-TRAIL JAMで見せた彼とは別人のようだ。また、トラビスの雪崩に飲み込まれながらも果敢に滑り降りる姿には圧倒される。
「去年はスノーボードが嫌になるんじゃないかというぐらいのところまで精神的に落ち込んだ」と明かしたショーン。しかし、この映画でマウンテンライドをやり遂げ、トリノで金メダルを獲得。今回5年ぶりに参加したX-TRAIL JAMでは、クォーターパイプ競技で初優勝を飾り、ストレートジャンプ競技では3位に入った。また、トラビスもストレートジャンプ競技で優勝、クォーターパイプ競技では4位という好成績だった。
彼らの華麗なライディングとジャンプ。そして、精神力と身体能力の高さは、映画でも遺憾なく発揮され、“これぞ、トップ・スノーボーダー”と言うにふさわしい姿だ。
『ファースト・ディセント』は12月23日より渋谷シネ・アミューズほかにて公開。
『ファースト・ディセント』公式サイトfd-movie.jp