史上初! 極寒のモンゴルでの完成披露で角川春樹が勝利宣言!
20日、モンゴルの首都ウランバートルでは、反町隆史主演『蒼き狼 地果て海尽きるまで』の完成披露試写会が開催された。史上初となる極寒でのイベントには、角川春樹プロデューサーのほか、菊川怜、若村麻由美らが参加した。
モンゴル国民のカリスマ的存在であるチンギス・ハーンの生涯を、日本人が描き演じることについて、製作当初は「イメージに合わない」「モンゴルの国民に受け入れられるのか?」との指摘もあった。しかし、実際にモンゴルの一番大きな劇場で試写を披露したところ、「こういう映画を作ってくれてありがとう!」と拍手喝采が沸き起こった。どうやら今まであまり触れられることのなかった、チンギス・ハーンと息子の親子愛や、友情などといった人間味あふれる姿を描いたことに成功の要因があるようだ。
現地の人々の反応を受け、本作に熱い思いをかける角川は「勝った! モンゴルの人々から認められれば、世界で通用する作品に仕上がったことが証明されたも同然!」と勝利を確信。「アジア発の日本映画」として、今後は、中国、韓国といったアジア圏とヨーロッパも視野に入れた配給活動を開始した。
この日の首都ウランバートルの気温は、最高気温マイナス15度、最低気温マイナス28度と、まるで冷蔵庫の中のような寒さ。現地入りした関係者によると、あまりの寒さに「息を吸い込むと肺が痛かった」というほど。想像を絶する寒さの中試写会は行なわれたが、観終わった後の会場は観客の熱気に包まれていたようだ。
『蒼き狼 地果て海尽きるまで』は3月3日より全国ロードショー。
『蒼き狼 地果て海尽きるまで』オフィシャルサイトaoki-ookami.com