“人食い殺人鬼”レクターの原点は日本!?
![僕はレクターのような犯罪者にはならないよ。](https://img.cinematoday.jp/a/CkPCHjsVBIMu/_size_640x/_v_1172774505/main.jpg)
2月28日、『ハンニバル ライジング』のプロモーションのため、主演のギャスパー・ウリエルとピーター・ウェーバー監督、プロデューサーのマーサ・デ・ラウレンティスが来日記者会見を行った。
1991年のアカデミー賞で主要5部門を受賞した『羊たちの沈黙』から16年の時を経て、ハンニバル・レクター博士がいかにして“人食い殺人鬼”と化したのかが明らかになる本作。若きレクターに抜てきされたのは、『ロング・エンゲージメント』のフランス人俳優、ギャスパー・ウリエル。端正なマスクで人気の注目株の若手俳優だ。
役作りのために、医大で解剖学の授業を受けたというギャスパー。授業から戻ってきたギャスパーは「皮をはぐところがもう一度見たい! 明日もまた見てくるよ!」と楽しそうに話し、監督は「キャスティングに間違いはなかった」と思ったそうだ。
何かと前作の名優アンソニー・ホプキンスと比べられてしまうのは仕方がないが、ギャスパーは「アンソニーが演じたレクターの動きやしぐさは取り入れたが、マネをしても意味がない。僕は自分のイメージしたレクターを演じた。前作とは違うんだ」と力説。「この撮影のために、アンソニーとは会っていないし、レクターについて語り合ってもいないよ。彼からレクターはこういう人間だと言われても、それは役作りのためにはならないと思う」と、キッパリと言い放った。
本作では、“日本”も重要なキーワードとなっており、続編は日本とレクター接点について描かれる……と監督は明かした。ただし「続編が製作されるかどうかは、『ハンニバル ライジング』にかかっているので、皆さん観て下さい」と、監督とギャスパーは口をそろえてアピールしていた。
『ハンニバル ライジング』はGW、日劇PLEXほかにて全国公開。
『ハンニバル ライジング』オフィシャルサイトhannibal-rising.jp