同時多発スパイダーマンはタブー! でも六本木は大変なことに!!
16日、アメリカの人気コミックを映画した大ヒットシリーズの第3弾、『スパイダーマン3』のプレミアが六本木で開催された。本作は5月1日から日本で世界最速公開が決まっていることから、今回のプレミアは通常のジャパンプレミアではなく、ワールドプレミアと呼ばれる“世界で最初に開催されるプレミア”となった。
あいにくの雨の中、六本木のアリーナには多くのスパイダーマンファンが集まった。熱狂的なファンの中には、スパイダーマンのコスプレで会場入りしたファンの姿もちらほら見えた。海外メディアのイケメンレポーターがスパイダーマンのマスクを被って取材したり、彼女連れの一般人が全身スパイダーマンの衣装を着込んでいたり、中には女性のスパイダーマンもいたりと、スパイダーマンがいたるところに出没していた。
本来スパイダーマンは1人しかいない設定なので、同時に存在することはタブーとされている。その証拠に、オフィシャルのスパイダーマンのスタントマンがパフォーマンスを披露した際には、スパイダーマンを演じたトビー・マグワイアは決して人前には現れなかった。それはミッキーマウスが同時に2人存在しないという、ディズニーランドの掟(おきて)と同じくらい厳格なものだ。
しかし、この日はワールドプレミアというファンにとっては一大イベント。さすがの配給元のソニー・ピクチャーズも、熱狂的なファンを止めるのは不可能だったようだ。トビー本人も、この珍事件を楽しんだようだ。コスプレをしたファンに声を掛けられると、ちょっとびっくりしたような表情を見せたが「oh! ハーイ!!」と笑顔で応えていた。
『スパイダーマン3』は5月1日より日劇1 ほかにて公開。
『スパイダーマン3』オフィシャルサイトsonypictures.jp