『300 スリーハンドレット』ジェラルド・バトラーが割れた腹筋の秘密を語る!【独占インタビュー】
8パックに割れた腹筋……、美しく鍛え上げた肉体を惜しみなくさらけ出したスパルタ軍の兵士たちが300人、100万人の軍隊に立ち向かう! それがアメリカで大ヒットを記録した『300 スリーハンドレッド』だ。作中で300人の兵士たちを率いたスパルタ王レオニダスを演じたジェラルド・バトラーが来日した。
「撮影しているときに、ここまでのヒットを予想していたかって? はっきり言って今回の大ヒットは、自分が予想していた結果を、はるかに上回ったものだったよ。自分たちが撮影しているときは、こんなにすごいものが出来上がるなんてとても信じられなかったからね。あっという間にボックスオフィス1位。とにかくうれしかったよ!」とアメリカばかりでなく世界中での大ヒットにはジェラルド本人も驚くばかり。
多くの観客に受け入れられた理由を、彼は「分かりやすいヒーロー像じゃないかな」と話した。「ヒーローもののアクション映画って、背景にいろいろなバックストーリーがあったり、ややこしかったりするだろ? でも、この映画『300』は本当に分かりやすいヒーローなんだ。100万人の悪いペルシャ軍をとにかくぶちのめす! という明確な目的が、300人の兵士にはある。そんなシンプルなストーリーを迫力のある映像で見せて、さらにロマンスも、親子愛も味付けされているから、観客は気に入ってくれたんだと思うよ」
たしかに300人のスパルタ軍たちが、迫り来る100万人のペルシア軍をこれでもかと叩きのめすバトルシーンは鳥肌が立つほど壮大だ。そしてなんといってもすごいのが、スパルタ軍兵士たちの完璧なまでの肉体!
「このコスチュームを初めて見たときに……、これは鍛え上げないと本当にまずいなって思ったよ(笑)。いつもはシャツで隠せてる部分が全部見えてしまうことになるからね。それに、スパルタ軍はタフでいなければならないし、スパルタの王はその中でも一番タフでなければいけないんだ。だからトレーニングは大変だった。数か月のあいだ、朝から晩までとにかくトレーニングの毎日だよ。トレーニングすることが、仕事みたいなものだった。体を絞るダイエットと、過酷なトレーニング、何度も何度も腹筋をしたよ。そうすることによって、強い精神力もついたと思っているよ」
ジェラルドは、スタントマンに引けを取らない見事な肉体を作り上げるために、朝から夜中まで続くバトルシーンの撮影に挑んだ。
「本当に長かった……。何が大変って、戦いのテンションを常に一番高いところにキープしておかなければならないこと。戦って、戦って、どんなに疲れていても、自分のエネルギーはフルな状態にしていたからね。家に帰ったら、もうくたびれ果ててグッタリだった」
アドレナリン全開! 腹筋男300人の大活躍に期待している女子たちのため、ジェラルドから本作の楽しみ方を教えてもらった。
「ヴィジュアルで楽しんでくれるのもうれしいよ。でも実際に観たら、案外バトルシーンを楽しめる! っていう女性が多くてびっくりしているんだ。つい目を覆いたくなるシーンも、意外に平気だったり……。どうしてかというと、映像がとても美しいから! 残酷な描写も、信じられないほど素晴らしく、クールに、そして美しい映像になっているから、バトルシーンも女性には楽しんで欲しいな。それから、スパルタの王と妃のロマンスも堪能してもらいたいよ」
『300 スリーハンドレッド』は、6月9日よりサロンパス ルーブル丸の内 ほかにて公開。
『300 スリーハンドレッド』オフィシャルサイトwwws.warnerbros.co.jp