哀川翔が中年ラリーレーサーに!「若者には負けない走りしてます!」
6日、都内某所で、映画『SS』の映画化製作発表会見が行われた。本作は、100万部以上大ベストセラーであるビッグコミックスペリオールに連載された人気コミック「SS」を『アンフェア』の小林監督が映画化。ラリーレーサーの夢を捨てた中年男が、再びラリーに挑戦するという“ネバー・ギブ・アップ”をテーマにしたストーリー。
主人公の“ダイブツ”に中年の星、哀川翔。“ダイブツ”の旧友でありかつてはともにラリードライバーを目指していた“栗原”を哀川とはひさびさの共演となる遠藤憲一が演じる。
この日行われた製作記者発表には、哀川、遠藤、小林監督のほか、哀川の妻を演じる酒井法子、若者の走り屋チームの紅一点ギラ子役のMEGUMIらが登壇した。
さらにスペシャルゲスト(?)として、劇中で哀川が実際に乗っている幻のラリーカー「ミツビシスタリオン4WD」も登場。スタリオンとともに、若者たちが乗る「GT-R」など最新の“走り屋”カーとバトルを繰り広げる哀川は、「やっぱり最近の車に並ぶと、古さを感じるんだけどね。若者に負けない“走り”してますから。しびれる“スタリオン”になってます」と自信たっぷり。
かつての仲間を演じる遠藤憲一が、「哀川さんとは、(哀川が)正義で、僕が邪で……(笑)。昔からドンパチで何度も何度も一緒に物作りをしてきた人。同い年だけど、ぼくの基礎を作ったVシネマにたくさん誘ってくれた恩人なんです。だからこのような役がらは、とてもうれしかったです。まったく気取らない方なので、そこが一番の魅力だと思います」とほめると、哀川を支える良妻を演じた酒井も「ほんとにすっごくかっこよくって、哀川さんにはしびれあがっちゃいました!」と誇りと哀愁を背負った“ダイブツ”哀川にゾッコンの様子。
主人公の“ダイブツ”同様、仲間たちに心から愛されている哀川翔が「本当にハードな撮影なんです。でもハードな作品ほど、みんなに愛されていると思うんです。最後まで負けない気持ちで走りたい」と気合も十分な映画『SS』は、来年の正月に公開予定だ。
『SS』は、2008年、お正月第2弾ロードショー。