ハリポタを超えた!? 口コミで人気沸騰中の『ライラの冒険』原作本の魅力に迫る!
今、ネット上のブックレビューで、高い評価を集めている本がある。それが、来年日本で公開予定の『ライラの冒険 黄金の羅針盤』原作本だ。「ライラの冒険」シリーズは、主人公の孤独な少女・ライラが、次々に消えていく友だちを救うため、守護精霊の動物“パンタライモン”とともに“黄金の羅針盤”を持って冒険を始める……という物語。児童文学史上最高に生意気で、おてんばな主人公が、予期せぬ冒険の運命へと巻き込まれていく姿を壮大な世界観で描いていく物語は圧巻。最初はどこにでもあるファンタジーに思えるかもしれないが、読み始めて30分もたたないうちに、手の込んだストーリーが展開されていく。
現在、大型書籍通販サイトのamazon.comでのレビューでは、平均評価が満点5のうち4。「読み始めたら止まらない」「ファンタジーとは思えない、読み応えの重さ」と、読者からの賛辞が続いている。しかし、児童書として発売されているにもかかわらず、残酷な描写の数々や、主人公がしでかす数々の悪事については、「児童書なのに、ここまで残酷な描写を入れていいのか!」という声もあり、賛否両論の真っ二つに。
実際に読んだ読者からの口コミが広がっているのか、書店での売れ行きも今月に入って一気に加速。イギリスを始め、全世界で1,000万部を売り上げる爆発的なベストセラーとなった本作。イギリスでは「ハリーポッター」シリーズを超えたとも言われたが、果たして日本に“ライラ旋風”はやってくるのだろうか。
映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』は、2008年3月1日全国公開。
「ライラの冒険」原作本について cinematoday.jp