感極まった伊東美咲を、大沢たかおがナイスフォロー
25日、38歳の若さで他界したプロウインドサーファー飯島夏樹の人生を映画化した『Life 天国で君に逢えたら』が初日を迎え、主演の大沢たかおをはじめ、伊東美咲、袴田吉彦、哀川翔、子役の川島海荷、そして新城毅彦監督が舞台あいさつに登壇した。
この日の舞台あいさつでは、現在ハワイで暮らしている飯島寛子夫人から大沢宛に送られた手紙を、映画で寛子夫人の役を演じた伊東が朗読した。「昨年12月にハワイまでごあいさつに来ていただいたとき、大沢さんが夏樹の愛読してい た本を偶然持っていたということを知り、『大沢さんでなければ、夏樹の役はできない、お任せするなら大沢さんしかいない!』という確信が持てました。“飯島夏樹”という、本当に難しい人間の人生を引き受けてくださったことに、心から感謝しています……」と始まる手紙を3分ほど朗読した後には、会場から大きな拍手が沸き起こった。
そして、夫人から送られた心のこもった手紙を読み終わった後、伊東は「ジーンとしました」と感激のあまり目にうっすら涙をためて言葉に詰まってしまった。そんなとき、大沢がフォローするように引き継いで話し始めた。「寛子夫人に最初にお会いしたとき、この映画で何を一番伝えたいですかと聞いたら『愛だと思うんです。人のつながりとか、家族とか愛がすべてだと思います』と言ってくださいました。それが観客の皆さんに伝わればうれしいし、皆さんが映画を観てそして愛を持って帰ってもらえたらと思います」と妻役の伊東の分まで、映画に込めた“愛”を熱く語る大沢たかお。上映後の舞台あいさつだったため、映画を観終わったばかりの観客も余韻に浸りながら、感動もひとしおのようだった。
『Life 天国で君に逢えたら』は、日本人で唯一8年間ワールドカップに出場し続けたプロウインドサーファー飯島夏樹と妻寛子の夫婦愛、そして4人の子どもたちとの家族のきずなの物語。飯島夏樹が生前大好きだったという、サザンオールスターズの桑田佳祐が、主題歌を手がけているのも話題だ。
『Life 天国で君に逢えたら』は全国公開中
オフィシャルサイト life-tenkimi.jp