ブラッド・ピットはアンジーの撮影現場で子守り…監督が秘話明かす!
ブラッド・ピットが製作を務めるアンジェリーナ・ジョリー主演最新作『マイティ・ハート/愛と絆』。今、最もホットなカップルが送る感動作を監督したマイケル・ウィンターボトムに話を聞いた。
原作は、パキスタンで起こったジャーナリスト誘拐事件について克明に記した衝撃のノンフィクション「マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死」。原作者で、ダニエル・パールの妻でもあるマリアンヌについて「彼女はものすごいパワーの持ち主。原作を読んだときの強烈な印象を、余計な色付けなしに、そのまま映画にしようと考えたんだ」とウィンターボトム監督。いざ撮影がスタートすると、彼女はすべてをスタッフに委ね、一切口出しはしなかったそうだ。
妊娠中に、夫が誘拐されるという極限状態に追い込まれるマリアンヌを演じるのが、アンジェリーナだ。実は以前から、彼女はマリアンヌ本人と友人関係にあったそうだ。ウィンターボトム監督は「2人に共通しているのは“これだけは伝えたい”という強い気持ちを持っていること」と語る。今作での熱演は、早くもキャリア最高の演技と絶賛され、アカデミー賞も有力視されている。「確かにハードな演技だったけど、アンジェリーナはマリアンヌのことを深く理解していたから、ある意味、演じやすい役柄だったかもしれないね」とウィンターボトム監督。全身全霊でヒロインの愛と苦悩を真実味たっぷりに演じてみせたアンジェリーナに対しては「ただただ感謝したい。あれほどのスターなのに、わがまま1つ言わず、共演者たちと見事なアンサンブルを披露してくれたんだからね」と想像以上の手応えと満足感を得たようだ。
さて、やはり気になるのは、撮影現場でのブラッドとアンジェリーナの様子だが「撮影前のミーティングで、2人が何か話しているのを見かけたくらい」だそうで、彼らが一緒にいるところは、ウィンターボトム監督もあまり見ていないそうだ。しかし「そうそう、撮影初日にブラッドが現場にやって来たんだ。そしたら、アンジェリーナが『子どもの面倒を見ていてちょうだい』って(笑)。あのときは、すっかりパパって感じだったよ」とほほ笑ましい裏話を明かしてくれた。
『マイティ・ハート/愛と絆』は11月23日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ ほか全国公開
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