『L』で重要なカギを握る!福田麻由子が語る“素”の松山ケンイチ
映画『DEATH NOTE デスノート』シリーズで、主人公をしのぐ人気を博したキャラクター“L”。その最期の23日間を描いた話題作映画『L change the WorLd』が、2月9日から公開される。同作に出演し、物語の重要なカギを握る少女“真希”を演じた、福田麻由子に話を聞いた。
共演した松山ケンイチについては「撮影前にお会いしたときと、撮影に入ってからでは、ガラっと雰囲気が変わっていて、どれが素なんだろうと驚きました」とコメント。今回の“L”は今までと違うそうで「走ったり、ママチャリに乗ったり、楽しみなシーンがたくさんあります」と見どころを教えてくれた。
福田が演じたキャラクターは、ウイルス学の世界的権威である父親から重要な秘密を託された少女。ストーリー上、重要な役割を果たすだけでなく、内面に憎しみや復讐(ふくしゅう)心を抱いた難しいキャラクターだ。「感情を表に出す役柄は今まであまり経験がないので、演じながらつらい部分もありましたが、終わってみると楽しかったです」と福田。緊迫した撮影現場については「ピリピリではなく、いい緊張感でした。撮影の合間はおしゃべりをしたり、メリハリが効いていたと思います」と語り、プレッシャーを楽しむプロ意識をのぞかせる一方、「差し入れでいただいたお団子がとてもおいしくって!」と振り返るあどけない表情も印象的だ。
「アクションっていうほどではないんですけど……」と福田は照れくさそうに話すが、これまでになく動きの多い役柄でもあった。福田は「気持ちのままに動いていると、台本通りの芝居ができないんです。どこかぎこちなくなってしまって。そんなとき“役に成り切れていないんだな”って初めて分かるんです」と語る。自分を客観視しながら、役作りや演技に挑む姿勢は、紛れもない“女優”である。
最後に「復讐(ふくしゅう)したりするのは絶対やっちゃいけないことですが、誰かのために自分を犠牲にしても何かしようとする意志の強さは、すごくかっこいい。そんな姿を見て、何かを感じてもらえればと思います」と自身が演じた不屈の少女“真希”について語る福田。難しい役柄を見事に演じ、演技の幅を広げていく彼女の将来がとても楽しみだ。
『L change the WorLd』は、世界的名探偵の“L”が残されたわずかな時間の中で、人類の運命を左右するウイルステロと戦う姿を描いた完全オリジナル作品。新キャストとして、福田のほか、工藤夕貴、高嶋政伸らが出演している。
映画『L change the WorLd』は2月9日より丸の内プラゼールほかにて全国公開
オフィシャルサイト wwws.warnerbros.co.jp