浅野忠信『モンゴル』の日本公開決定!「アカデミー賞は妻と一緒にレッドカーペットを歩きたい!」
第80回アカデミー賞
8日、グランドプリンスホテル赤坂で映画『モンゴル』の日本公開決定記者会見が行われ、チンギス・ハーンを演じた主演の浅野忠信が出席した。同作は、第80回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされており、日本での正式な上映決定が待たれていた。
当初の予想をはるかに超える200スクリーンでの全国公開とあって、普段はクールな印象の浅野も「素晴らしい形で公開できてうれしい。1人でも多くの人に観ていただけるようこれからも頑張る」と熱くコメント。今月の24日(日本時間は25日)に行われるアカデミー賞授賞式への出席を聞かれると「まだ調整中でして……むしろ僕の方が聞きたいですよ(笑)」と語っていた。また「せっかくなので妻とレッドカーペットを歩きたいですね」ともし出席する場合は、妻でミュージシャンのCHARAが同行する可能性も示唆した。
全編モンゴル語で挑んだ浅野にとっては、せりふを覚えるのも一苦労。さらに撮影に入る1週間前に、脚本が大幅に変わり、努力が無駄になったことも。劇中には、初挑戦の乗馬などアクションがふんだんに盛り込まれており、生傷も絶えなかった。そんな苦労続きの浅野を支えたのは、やはり妻のCHARAだった。「僕が苦労している姿をずっと見ていてくれた。彼女がいなかったら、どうにもならなかった」と浅野。また、海外での目覚ましい活躍に関しては「これからも日本映画に出演したい。そのためにも海外での経験を積み、役立てたい」とあくまで日本がメインの活動拠点だと強調していた。
『モンゴル』はセルゲイ・ボドロフ監督がモンゴルを統一したチンギス・ハーンの半生を壮大なスケールで描いた話題作。カザフスタン、ロシア、ドイツ、モンゴルの4か国による合作で、日本に引き続き、アメリカでも6月に約700館規模での公開が予定されている。
映画『モンゴル』は4月5日より丸の内TOEI1、新宿バルト9ほかにて全国公開