山田洋次監督、吉永小百合と共に「若い人たちぜひ劇場に観に来て!」と訴える
6日、丸の内ピカデリー1にて映画『母べえ』の大ヒット御礼舞台あいさつが行なわれ、主演の吉永小百合、娘役の志田未来と佐藤未来、そして山田洋次監督が登壇した。
本作は1月26日の土曜日に公開された後も着実に動員数を増やし、1月30日のレディースデーには、初日の観客動員数を上回るという驚異的な伸びを見せている。その後も平日の客足が好調ということで、この日は、夕方の上映前に舞台あいさつが行なわれた。満席の会場を前にした山田監督は「映画の内容によって朝から昼にかけてお客さんが入る作品と、夕方から夜にかけてにぎやかになる作品の2つのタイプがあり、僕たちの作品は前者のようです」と前置きしながら、「昼間は忙しい若者や学生たちにこそ、ぜひ夜にこの映画を観に来てほしい」と訴えた。吉永も同じ思いで「週末や夜、若い方に、そして子どもたちにも観てほしい」と続けた。この映画に込めた家族の大切さ、平和への願いというメッセージを、若い人にこそ受け止めてほしいという強い願いが伝わってくる2人のコメントだった。
本作は、7日から開催されるベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品され、山田監督と吉永が映画祭に出席する。吉永は「世界の方たちにも『母べえ』の時代の家族の思いをわかってもらえるように、一生懸命アピールしたい」と抱負を語った。
映画『母べえ』は丸の内ピカデリー1ほかにて全国公開中
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