ブリジット・バルドー、イスラム教徒への侮辱発言で法廷へ
熱心な動物愛護活動を続けているブリジット・バルドーが、イスラム教徒を侮辱する発言をした疑いで告訴された。バルドーは昨年、フランスのニコラス・サルコジ大統領に当てた手紙を書き、その中で、イスラム教徒の伝統的な祭りの中で羊を屠殺する行為について不満をしたためた。
手紙の中でバルドーは、「わたしたちや、わたしたちの国を破滅させようとしている人々の言いなりになるのはもうこりごり」と記述。パリで行われた裁判には、バルドー自身は体調不良を理由に出席しなかった。バルドーが侮辱発言をして告訴されるのはこれが5回目。バルドーは1970年代に女優を引退したが、1997年にイスラム教徒への侮辱発言で1500ユーロの罰金を課され、以来、これまで4度罰金を課されている。
2004年には自著作の中で「フランスがイスラム化する」と記述。「フランスが羊殺しのイスラム教徒に侵略されている」など過激な発言を続けている。検察側はバルドーに対し、「バルドー氏を起訴するのも少々飽き飽きしてきました」と述べ、2年の禁固刑と1万5000ユーロ(約240万円)の罰金を求刑。判決は数週間で出るようだ。
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