全米興行成績初登場第1位『ベイビー・ママ』!大人気のコメディアン、ティナを直撃!
テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」(以下SNL)でおなじみのティナ・フェイが新作映画『ベイビー・ママ』(原題)について語ってくれた。本作は、独身を貫いていたキャリア・ウーマンが代理母に子どもを産ませようと奮闘するコメディー映画で、全米興行成績初登場1位となった作品だ。
-映画『オースティン・パワーズ』シリーズの脚本家で知られる、監督のマイケル・マッカラーズとは、SNL時代から共に仕事をしてきたそうですが、彼からどうやって出演依頼をアプローチされたのでしょうか?
(ティナ・フェイ)彼はビルの外にあったゴミ箱に隠れて、わたしを待ち伏せしていたのよ(笑)。ジョークはここまでにして……まず、同じSNL出身で今回の共演者でもあるエイミー・ポーラーと一緒に3人で話し合ったの。マイケルはよくSNL時代にも何かアイデアが浮かんだら同じような手段でわたしたちに話しかけてきたわ。同じ仲間だから、自分たちのアイデアが却下されるなんてことはないけど(笑)。
-この映画では、都市に住む母親のおバカな子育てが描かれています。実際に母親でもあるあなたは、このニューヨークでの子育てについてどう思われますか?
(ティナ・フェイ)来年、わたしの娘が幼稚園に通い始めるから、どこに通うか決めるために、彼女を連れてあっちこっちで面接してるの。娘にはいつも「絶対ウンチのお漏らしはしないでね」と言い聞かせてるわ(笑)。
-劇中では共演者のエイミーと非常に相性が良いように見えますが、その相性の良さは初めてエイミーと会ったときから変わらぬものなのでしょうか? それともSNL時代に培われたものなのでしょうか?
(ティナ・フェイ)エイミーと出会ったとき、やっと結婚相手が見つかった! と思ったわ。もちろんジョークだけど。そうね、彼女に初めて会ったのは1993年のシカゴ。大学でやっていた即興劇団“ゲイ・ポルノ”を通して出会ったの。チーム全員仲が良かったけれど、特にエイミーとはウマが合ったわ。お互いに尊敬しあっていたし、女性で即興劇を真剣に取り組んでいる人なんて数少なかったしね。
ティナは現在、37歳。記者たちを常に笑わせようとジョークを交えてインタビューに答えてくれた姿が印象的だった。子育てをしながらコメディアンヌとしてアメリカ中を笑わせている彼女は、3本の指に入るほどの知名度と実力の持ち主。日本ではあまり知られていないが、彼女の笑いが日本に届く日はそう遠くはないだろう。(取材・文:細木信宏)
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