トミー・リー・ジョーンズ、ヘミングウェイの遺作を映画化
6月28日に日本で公開される映画『告発のとき』に主演しているトミー・リー・ジョーンズが、アーネスト・ヘミングウェイの小説を映画化することが明らかになった。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、ジョーンズはヘミングウェイの小説「海流のなかの島々」の映画化作品で、主演・監督・脚色・製作の4役を務めるそうだ。モーガン・フリーマンとジョン・グッドマンが出演交渉中で、撮影はプエルトリコで行われる予定だ。
小説「海流のなかの島々」は、ヘミングウェイの死後に遺作として発表された長編小説で、1977年にはフランクリン・J・シャフナー監督によって一度映画化されている。物語は、バハマ諸島の小さな島で世捨て人として暮らす芸術家の人生観を中心に三章から成り立つ人間ドラマで、ヘミングウェイの自伝的要素の強い内容だ。
ジョーンズがメガホンを取るのは今回で3度目になり、1995年にTV映画『ワイルド・メン』で監督・脚本・主演を務め、2005年の映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』で監督・主演・製作を担当している。
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