ハビエル・バルデム、スペインの国民映画賞を受賞
映画『ノーカントリー』で2007年度のアカデミー賞助演男優賞に輝いたハビエル・バルデムが、故郷スペインで最も栄誉ある国民映画賞「ナショナル・シネマトグラフィー・プライズ」を受賞した。この賞は、スペイン文化省から与えられるもので、ハビエルは「長いキャリアの中で多くのことを達成した」として、その功績をたたえられた。ハビエルは、母や祖父母が俳優で、叔父は映画監督という芸能一家の出身で、スペイン映画界では長いキャリアの持ち主。スペインのアカデミー賞といわれるゴヤ賞では主演男優賞を3度受賞している。ハリウッドでは2000年の映画『夜になるまえに』で初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、2007年の『ノーカントリー』で助演男優賞を受賞した。今回の国民映画賞の受賞について、「この賞はわたしだけのものではなく、わたしが愛し、日々守ろうとしているすべての俳優のためのものです」と受賞の喜びを語っている。