最凶の敵、最強の「バットマン」最新作はシリーズ最高のカッコよさ!
映画『バットマン ビギンズ』の続編で、再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作『ダークナイト』の主役クリスチャン・ベイルと、敵のジョーカーを演じる、ヒース・レジャーの演技が完璧で、新作『ダークナイト』が『バットマン』シリーズ最高の出来になっていると話題だ。
アメリカでは、「亡くなったヒースの演技は、アカデミー賞に値する」とまで言われ、その鬼気迫る演技に注目が集まっているが、一方のバットマンを演じるクリスチャン・ベイルの演技もさらにストイックで強靭、ヒースの演技と互角といってもいい。
そもそもクリスチャン・ベイルは生粋の“役者バカ”。2005年に公開された映画『マシニスト』では、次第にやせゆく男を、映像でのCG処理をさせず、自らが30キロもの無茶な減量をやってのけた命知らず。(その後『バットマン』のために100キロ近い増量をやってのけた。一歩間違えば彼はこれで命を落としていただろう)
今回も彼はキーシ・ファイティング・メソッドという精神を集中させることで戦う武術の過酷なトレーニングを毎日2,3時間こなし続けた。体はボロボロで、毎日精魂尽き果てていたらしい。しかし、彼は見事にそのトレーニングをこなし、ものにしていった。そんな演技に対してきびしいクリスチャンでさえ、ヒースの演技を「彼ほどの才能のある人間がジョーカーを演じなければこの映画はうまくいかなかった。彼は全力でぶつかり映画レベルを高めた」と絶賛。映画のレベルを高めたのはお互い様だろう。
ヒース・レジャーの命の火を燃え尽きさせるほどの演技、その炎に負けないクリスチャン・ベイルのストイックで強固な演技。二人の役者の崇高な精神が『ダークナイト』をシリーズ最高のクオリティに作り上げているといえる。
映画『ダークナイト』は8月9日より丸の内プラゼールほかにて全国公開