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ハリウッドストライキ速報!話し合いは物別れに…スタジオ側は激怒

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ストが決行された場合には、1日に俳優たちが失う収入額は約20万ドル(約2千万円)と推定されている
ストが決行された場合には、1日に俳優たちが失う収入額は約20万ドル(約2千万円)と推定されている - Photo:Addie・Akemi・Kohzu

 全米俳優組合(SAG)ストライキの可能性を目前に控え、映画業界関係者たちがかたずをのんで見守る中、ロサンゼルス現地時間10日、SAGの代表たちがハリウッドのスタジオ責任者たちと新契約について会合した。これらの大手スタジオ責任者たちが籍を置いている映画テレビ製作者協会(AMPTP)から提出された、契約書最終提案について、半日に渡ってヒザを付き合わせた双方の話し合いは、結局今夜は物別れ……という形で終了し、何の同意も得られなかった。

 9日には、SAGの姉妹組合にあたる全米テレビ・ラジオ・アーティスト協会(AFTRA)が、AMPTPの提示した新契約に同意するという姿勢を示した。これに伴い、周囲からはSAGも新契約に同意して、ストを回避するようにという声が高まっている。

 しかし、SAGの会長であるマイケル・ローゼンバーグ氏を中心とした中心人物たちは依然として強気の姿勢を取っており、いずれは同意することになるとしても、タダでは折れない構えを見せている。

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 姉妹組合であるAFTRAが新契約に同意してしまった際には、SAGが不利になることを察知していたマイケル氏率いるSAG内のアンチAFTRA派は、手紙や広告を使用して大々的に新契約合意への妨害作戦を講じており、スタジオ責任者側は駄々をこね続けるSAG代表者たちに対して、大きな憤りを示している。

 8月1日までにSAGは組合員である俳優たちに対して、新契約の内容を通達しない場合はストの可能性が高まるという見解が出ており、万が一ストが決行された場合には、1日に俳優たちが失う収入額は約20万ドル(約2千万円)と推定されている。

 SAG組合員の大半が、食うにも困る貧困俳優生活であるという状況にもかかわらず、SAG代表のマイケル氏とAMPTP代表のロバータ・レアドン女史が、明日の協議場所に選んだのは、ロサンゼルスの高級イタリアン・レストラン「AGO」か、おしゃれなユダヤ系料理専門店「ミルク&ハニー」のどちらかだそうである。

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