ブライアン・シンガー監督、新たなアメコミ作品を映画化
『X-メン』『スーパーマン リターンズ』という人気コミックヒーローの映画化作品を監督してきたブライアン・シンガー監督が、新たなコミックヒーローを誕生させることが明らかになった。映画化されるのはラジカル・コミックスから刊行予定のコミック・シリーズ「フリーダム・フォーミュラ」(原題)で、シンガー監督はバリー・レヴィンとともにプロデューサーとして参加するとサンディエゴで行われたコミコンで正式に発表された。作品は、未来的な『トップガン』といわれていて、特殊スーツに身を包んで行うレースのために遺伝子操作によって生まれたレーサーが、社会を変える力を持っていることを知るSFアクションだ。「若者が権力から自由になるためにもがくのは永遠の物語だ。そこにとても惹(ひ)かれたんだ」とシンガー監督は語った。
シンガー監督は、本作のほかにもワーナー・ブラザースと手を組んで「ケイプシューターズ」(原題)というコミックの映画化品でプロデュースすることが決まっている。物語は、スーパーヒーロー専門のパパラッチになった二人のなまけ者が、実はスーパーヒーローは悪だったという証拠を見つけてしまうユーモアあふれるストーリーだ。いろいろな作品を抱えて忙しそうなシンガー監督だが、『スーパーマン リターンズ』の続編製作も早めに進めてもらいたいものだ。