リドリー・スコット監督とラッセル・クロウによるロビン・フッド映画、製作延期へ
リドリー・スコット監督とラッセル・クロウが再びコンビを組んで製作する新作映画『ノッティンガム』(原題)が製作延期されるとハリウッド・レポーター紙が伝えた。本作は、伝説の英雄ロビン・フッドとメイド・マリアン、ロビン・フッドの敵であるノッティンガムの代官との三角関係を新たな視点で描く映画で、8月中旬から撮影が開始される予定だった。製作延期の理由は、脚本がスタジオと製作側の希望通りに仕上がらなかったこととアメリカ俳優組合(SAG)ストライキの影響といわれていて、製作開始時期も決まってなく、現在のところ製作中止ともとれる無期限の延期の状態だ。製作を再開するにしても、映画の設定上、撮影時に森が緑の生い茂る状態でなくてはならないので、この夏の撮影開始を逃した場合、再開するとしても来年まで待たないといけないことになる。
映画には、ノッティンガムの代官役に決まっていたラッセルのほかに、シエナ・ミラーがマリアン役に決まっていた。また、ロビン・フッド役にはサム・ライリーが候補に挙がっているとうわさされていた。本作は、映画『グラディエーター』『プロヴァンスの贈りもの』『アメリカン・ギャングスター』『ボディ・オブ・ライズ』(原題)に続く、リドリー監督とラッセルが5回目のコンビを組む新作映画として期待されていた。