エドガー・ラミレス、ハビエル・バルデムの代わりにジョー・カーナハン監督映画へ出演
映画『ボーン・アルティメイタム』『バンテージ・ポイント』のエドガー・ラミレスが麻薬王を演じることが明らかになった。ジョー・カーナハン監督がインターネットサイトCHUDに語ったところによると、降板したハビエル・バルデムに代わってエドガーが新作映画『キリング・パブロ』(原題)で麻薬王パブロ・エスコバルを演じるそうだ。同作は、マーク・ボウデンのノンフィクション小説「パブロを殺せ 史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊」を基に、世界中でコカインを密売し悪名を轟かせたエスコバル追跡作戦を描くスリリングな伝記映画だ。
すでに、ラミレスとともにコロンビアへ行って作品について話し合ったというジョー監督は、「エドガーは、役に対する無限の熱意と信念を持って参加してくれている。彼には役柄のために、35から40ポンド(15から18kg)太ってもらうことになるだろう」と語った。ジョー監督は自身のブログにもコロンビアで撮影した写真を掲載し、エスコバルの叔父の家やエスコバルが貧しい市民のために建てた建物を訪れた様子を記している。
エスコバルは、強力な麻薬カルテルを築きあげた麻薬王でコロンビア政府やアメリカ政府の敵であったが、貧しい家庭に生まれた彼はコカインの密売により大富豪になった後も、貧困層に対して住宅やサッカースタジアムなどを建設し、一部市民からは英雄のように慕われていた。ジョー監督が、この表の顔と裏の顔を持つ複雑な犯罪者をどのように描くか楽しみだ。