ヴィン・ディーゼルの新作は駄作!監督自身がバッサリ
ヴィン・ディーゼルが主演した新作SF映画『バビロンAD』(原題)について、監督を務めたマチュー・カソヴィッツ自身が「『24 TWENTY FOUR』の失敗作みたいだ」とバッサリ切り捨てている。
この作品は、退廃した未来の地球を舞台にしたSFアクションだが、『憎しみ』『クリムゾン・リバー』などで高い評価を受けているカソヴィッツ監督は、製作中にスタジオの20世紀フォックスから度重なる干渉を受けた、と語り、思い通りに製作できなかったことに憤りを感じているよう。カソヴィッツ監督はAMCtvドット・コムの中で、「フォックスは弁護士を送りつけて、脚本の句読点までチェックさせていた。おかげですべてがややこしくなったよ」とコメント。遅刻の常習者であるヴィン・ディーゼルと上手くいかなかったという噂も出ており、ついには神経衰弱に陥ったとも噂されたが、監督は神経衰弱については否定をしている。当然、出来上がった作品にも不満が残るようで、自ら「暴力と、くだらなさに満ちている」と痛烈批判。「この映画は、子供たちへの教育が将来の地球にどう影響するかを教えてくれる映画のはずだった。アクション・シーンにも、すべて目的があったんだ。キャラクターの体験や視点を象徴するものとして描かれるはずだった。それが、人気ドラマの失敗版みたいになってしまった」と語っている。