妖艶なジャパンビューティ人気さく裂!トニータナカの愛娘凱旋帰国!
5日、シネプレックス幕張で開催中の第4回アジア海洋映画祭イン幕張にて、台湾映画『海角7号』に主演した日本人女優、田中千絵が記者会見を行った。
田中は、メイクアップアーティストの第一人者、トニータナカ氏の長女。『頭文字<イニシャル>D』への出演を機に、アジア映画に魅力を感じ、単身台湾に渡ったという。当初は台湾語がまったくわからず、「父には猛反対されました。今まで一人暮らしもしたことがなかったですし、それが台湾なんて……と、ものすごく心配されて」という父親の反対も押し切って語学留学。日本に帰国する2週間前に、本作のオファーを受けたそうで、そのときの様子を「慌ててパッキングしていた荷物を全部ほどきました。夢はかなうんだなと思いました」と笑顔で振り返った。
その後、公開された本作は台湾で爆発的ヒット。台北映画祭でグランプリを受賞し、アカデミー賞に台湾代表として出品されることも決まり、「日本に帰国する時も、空港でスターバックスの店員さんに『千絵、がんばって!』と声をかけられたり、飛行機の中でスチュワーデスさんから『わたし、2回も観ました』と話し掛けられたりして」と映画だけでなく田中本人の人気も爆発した様子をうれしそうに語った。最後に、「そんな状況を、トニー氏はどう見ているのか?」と質問されると、「今では父も、『台湾にお嫁に出したと思っている』と言ってくれています」と照れくさそうな笑顔を浮かべて父親とのやり取りを明らかにしていた。
映画『海角7号』は、7人の登場人物が織りなすラブストーリー。田中は日本人モデルの役で、日本語と台湾語を披露している。現時点では、日本での公開は未定となっている。