超美少女、11才のアヤカ・ウィルソン、大人になってボロボロ?中島監督が親心
大人が涙し子どもが笑う、感動ファンタジー映画『パコと魔法の絵本』が、公開から2週間、9月27日に観客動員数100万人を突破する大ヒットを記録したことを記念して、パコを演じたアヤカ・ウィルソンと中島哲也監督が「満員御礼」舞台あいさつを行った。
本作がデビュー作ながら、そのかわいらしさと見事な演技が注目されたアヤカだが、中島監督には彼女についてある心配事があるようだ。「素晴らしい才能のある女優さんだと思ったし、今後もきちんと芝居を勉強していい女優になってほしい。この映画の中に、妻夫木聡くんが演じている室町という役が、昔天才子役だったのに大人になったらボロボロになっているという悪い例が出てきます。そんな風にならなければいいと思います(笑)。浮かれることなく、自分の足元を見すえて、一日一日を大事に生きていってもらいたいと思います!」と切実なメッセージを贈った。
それを聞いたアヤカちゃんは、「将来のことはわからないけど、室町さんのようにはなりたくないですね」とコメント。さらに、「中島監督の次回作に、いい役で出たいです!」とちゃっかりアピールも。すると中島監督、「次は血だらけのホラー映画を作ろうと思っているので、血だらけで死んでいる役でと言ったら、イヤだと言われました」とのこと。11歳ながら、“やりたくない役”の主張もキチンとできるしっかり者のアヤカ。この分だと、ダメな大人になる心配はなさそうだ。
『パコと魔法の絵本』は、交通事故の後遺症で1日しか記憶が保てない少女パコに、忘れられない思い出を作ってあげるため、これまでワガママ放題に生きてきた大貫を始め、周囲の大人たちが奮闘する感動のファンタジー。
映画『パコと魔法の絵本』は有楽座ほか全国東宝系にて公開中