柳楽優弥が衝撃の純愛小説を発表!ドラッグにおぼれる主人公の闇と愛描く
俳優の柳楽優弥が原案の小説「止まない雨」(SDP出版)が、11月5日に発売されることがわかった。
物語は宅配会社のドライバー松本桂二とカフェのウェイトレス立花理美の愛の物語を軸に描かれる。アパートで同棲生活を送る二人だが、職場のトラブルで解雇された桂二は酒におぼれ、ドラッグに手を染め、闇の世界で暗躍してしまう。しかし、彼を信じて待ち続ける理美にも病魔が襲いかかり、桂二は理美との愛を取り戻すために彼女のもとへ駆け付けるという純愛物語だ。
本小説の原作者となる柳楽は、本作についての思いを「僕も18歳になって、いろいろな経験をしてきました。人に言えることや言えないこと、いろいろあります。今回の小説のストーリーは、今まで見たりしたことなどが多いです。それと想像。桂二という名前にも思い入れがあります。1番好きだけど、1番嫌いな名前でもあります。複雑な思い入れなんです。なぜ、桂二という名前にこだわったかと言うと、複雑な思い入れのある名前を自分が演じたいと思ったから。僕が桂二という名前の役を演じて、誰かに何か感じてもらいたかったから。もし、ほかの俳優が桂二という名前を演じていたら、嫉妬します」と語り、主人公の桂二に自分の姿を投影した渾身の作であることを語った。
柳楽といえば、記憶に新しいのが急性薬物中毒で病院へ搬送されたことで今後の動向が注目されていた。一時は自殺とうわさされたが、家族と言い争いをしている最中に、処方されている安定剤を衝動的に飲んでしまい、自ら救急車を呼んだとオフィシャルサイトで公表し復帰が待たれるところだった。
一部報道では、柳楽の薬の常用を疑うものもあったが、今回の小説では、あえてドラッグにおぼれる主人公を描くという挑戦的な創作物を発表した、彼の勇気と事務所の決断を評価したい。
役者としても繊細でありながらもかつ大胆。自分の現在の人格や生き方を役に投影していくタイプだ。本作の創作にあたって「複雑な思い入れのある名前を自分が演じたいと思ったから」と動機を語る柳楽が桂二を演じる姿を見る日はそう遠くはないかもしれない。
「止まない雨」は原案・作:柳楽優弥、執筆協力:井上凛、11月5日発売 1200円+税(予価)SDP出版刊