角川春樹、「逮捕された経験のあるわたしにしか撮れない」映画を撮影中!
8日、50万部を超える人気小説「道警シリーズ」の第1作目が映画『笑う警官』として映画化されることになり、撮影真っただ中の東映撮影所で、角川春樹監督をはじめ、大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、忍成修吾、螢雪次朗、野村祐人、伊藤明賢、そして大友康平ら総勢9名が撮影快調現場会見を開催した。
一人の女性警官が殺されたことから捜査の始まるこの映画は、実際に起こった北海道警察内部の汚職をヒントにし、その闇にメスを入れた骨太の社会派映画で角川監督は「映画を撮るのは12年ぶりかな、この映画は逮捕された経験のあるわたしにしか撮れないし、再び逮捕されることも恐れない!」とコメント。角川監督の強気なアピールに、宮迫が「そこは恐れてください」と突っ込み、会場は笑いに包まれた。
名バイプレーヤーの大森を主演に迎え、「新しいタイプの主役ができたと思っている」と角川監督。その大森は「怖い方ですが、撮影がうまく行ったときに見せるチャーミングな笑顔が大好きです」と角川監督の印象を語った。
刑事ものだが、キャストはオシャレな格好をしていて、たまり場もジャズの流れるバー。スタイリッシュで大人の映画として作り上げたいという角川監督の希望通りに撮影は進んでいる。紅一点の松雪が「野郎になったつもりで現場を楽しみながら演じています」と語り、ほかのキャストたちも「緊張感あふれる現場だが、かっこいい映像が撮れている。映画の仕上がりが楽しみ」と口をそろえた。
『笑う警官』は9月18日クランクイン、11月上旬にクランクアップし、来年の秋に公開される予定。
映画『笑う警官』は2009年秋より全国公開