ハーレイ・ジョエル・オスメント、ヒトラーに反旗を翻した実在の青年を演じる
映画『シックス・センス』の名子役ハーレイ・ジョエル・オスメントも今年で20歳になり、大人の男性としてりっぱに成長した。そのハーレイがMTVのインタビューに答え、新作映画について明らかにした。新作映画は『トゥルース&トゥリーズン』(原題)で、ヒトラーユーゲント(ヒトラー青年団)のメンバーでありながら反ファシズム、反戦運動をした実在の青年ヘルムート・ウバナの半生を描いていくそうだ。ヘルムートは、ヒトラーユーゲントに所属しながらも、友人たちとともにドイツの敵国であったイギリスBBCのラジオの放送を聴き、武器を取るわけでなくビラを撒くことで反ファシズム、反戦運動を展開したが、ナチスの人民法廷によって17歳の若さでギロチン刑に処せられた。ハーレイによると、本作はアメリカだけでなく他国の出資も受けて製作されるそうで、かなり大掛かりな作品になりそうだ。
ヒトラーユーゲントに所属する青年については、ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』ではトラップ家の長女の恋人が団員で、クライマックスシーンでは愛情と使命感のはざまで揺れながらもナチスのために恋人を裏切るシーンが印象的だった。