『センター・オブ・ジ・アース』主演のブレンダン・フレイザーも3D映画を絶賛!
映画『ハムナプトラ』シリーズで知られるブレンダン・フレイザーが、新作映画『センター・オブ・ジ・アース』についてニューヨークの記者会見で答えてくれた。本作は、地質学研究者のトレバー(ブレンダン)とおいっ子のショーン(ジョシュ・ハッチャーソン)、ハンナ(アニタ・ブリエム)の地底世界での冒険を3D映像の迫力で見せる。
これまでたくさんのアクション・アドベンチャー映画に出演してきたブレンダンだが、今回どういったアプローチをしたのだろうか。「実は、今までジュール・ヴェルヌの原作は読んだことがなかったんだ(笑)。この映画の話が決まって、近所の本屋で残り1冊となっていた彼の作品集を買って読んでみたら、すぐに引き込まれたね。まったく意見の食い違う、ヘンテコな組み合わせのキャラクターたちがとても面白いと思ったんだ。原作が素晴らしいから、監督のエリック・ブレヴィグには、子どもたちとの関係の変化を要求しただけだったんだよ」と答えてくれた。
3Dについては「以前観に行った3D作品の試写後は、目がクラクラしたり、グラスが掛けにくかったりと散々な思いをして、どうしてこんな普通の映画よりも高い金額を払わなきゃいけないんだ! って思ったけど、本作はそうじゃない。最近のテクノロジーの変化には脱帽だよ!」とテンション高めに語った。
また「僕がエグゼクティブプロデューサーとして参加しなければ、スタジオはこの企画を真剣に取り組んでくれなかっただろうし、許可も下りなかっただろうね。それに役者が金だけ出してエグゼクティブプロデューサーとして参加するような形ではかかわりたくなかったんだ」と役者としてだけではなく、製作者としてこの映画に対する思いを語った。
見どころは「嵐が起きるシーン」とのことで、「魚が飛び跳ねたり、僕らが戦っていたりと、どこか地球が持つ躍動感が感じられる! そんな感覚、映画で感じたことあるかい?」と製作者や出演者という顔を忘れて、本作の完成度に大満足のブレンダンだった。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)