金融危機の波がロシアの映画産業に打撃!
アメリカから始まった金融危機が世界経済に激震を与えているが、ロシアの映画界にもその余波が押し寄せている。ロシアでは国内の株価が乱高下したことにより、多くの映画企画が休止、あるいは取りやめとなってしまった。
ロシア最大のスタジオ、モスフィルムはビジネス紙「コマーサント」で、3分の1の映画企画を延期、またはキャンセルすることになったと語っている。最近のロシア映画は、映画『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』『デイ・ウォッチ』といった大作映画が好調な興行成績を上げるなど、ハリウッドでも注目をされていただけに、このスローダウンは世界の映画業界からも心配されている。ハリウッドのスタジオでも、ギャラの高い出演者を変更するなど製作費節約の動きが出ているが、不安定な経済は今後も世界の映画界に大きな影響を与えそうだ。