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フィリップ・シーモア・ホフマンを直撃!役者人生をしみじみ振り返る

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フィリップ・シーモア・ホフマン
フィリップ・シーモア・ホフマン - (C) 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 1980年代に実在したテキサス出身の下院議員チャーリー・ウィルソンが、世界情勢を劇的に変えた実話を映画化した映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』に出演したフィリップ・シーモア・ホフマンに話を聞いた。

映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

 本作でホフマンはCIAのはみ出し者のガスト・アブラコトスを演じている。ガストはギリシャ駐在中には暗殺の危険にさらされるなど、活動中は常に極限の状態にあった。そんな実在の人物を演じるのはホフマンにとって大変興味深い経験だったそうだ。「すごく楽しかった。撮影前に彼の人生を調べたんだけど、本作で描かれている以前の彼もものすごい人生を歩んでいたんだからね!」。ガストが撮影が始まる数ヶ月前に亡くなってしまい、実際に会うことはできなかったが、その友人であるCIAアドバイザー、ミルト・ベアデンにさまざまなことを教わり、役柄に肉付けをすることができたそうだ。

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 映画『カポーティ』で文豪トルーマン・カポーティを見事演じ切り、アカデミー賞主演男優賞に輝いた。本作でも実在のガストという人物を演じたわけだが「今後の役選びに何の影響もない」とホフマン。だがアカデミー賞受賞の経験はホフマンの役者としての環境を大きく変えたという。「賞を受賞したことで周りの人がリスクがあっても、僕に任せてくれるようになった。それに、周りに知られるようになったんだ。とても良いことだと思う」とのこと。だが本作も含め、世に出回っている作品は『カポーティ』を撮ったころの仕事だそうだ。

 最後にホフマンはこれまでの役者人生を振り返り「素晴らしい人々と一緒に仕事ができるチャンスを得てきた。もし、僕が自分のキャリアについて文句を言っていたら、ひっぱたいてほしい。僕が与えられた役や、一緒に働いてきた監督や俳優たちは皆、素晴らしい人たちだった。本作のマイク・ニコルズ監督と仕事ができたことは、本当に驚くべきことだよね」と感謝を込めるように語った。

DVD『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』はユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンより発売中(税込み:3,990円)

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